審議会審議中陸上風力保安・災害対策再エネ全般
第25回 電気設備自然災害等対策WG:男鹿風力のブレード損傷事故と風力事故の発生状況を整理
経済産業省 / 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ / 公表 2026/5/28(木)
何が議論され、何が決まったか
公表資料から自動要約2026年5月28日の第25回WGで、事務局(産業保安・安全グループ電力安全課)は資料2「風力発電所における事故について」を示した。2026年4月12日14時4分頃に秋田県男鹿市の風の王国・男鹿風力発電所(独Enercon社製E82-E2、1,870kW×4基、2016年11月運転開始)の2号機でブレード損傷事故が発生し、人的被害はなかった。設置者から5月12日付けで電気関係報告規則第3条に基づく事故報告(中間報告)が提出され「雷と推定されるが原因調査中」とされ、変圧器故障で通電せず風車が運転停止中かつ落雷検出装置も作動していない期間があったため、令和7年8月5日から令和8年1月14日までの雷撃の有無を把握できていなかったことが確認された。国の対応として、5月1日に国内全ての風車設置者へ落雷及び落雷痕の有無の確認(確認できない場合は内部点検)を要請し、5月15日には風車停止中であっても落雷を把握するよう「発電用風力設備の技術基準の解釈」を明確化する改正案のパブリックコメントを開始した。あわせて令和3〜7年度の風力発電所事故の発生状況(電気事業の用に供しないもの137件、うち主要電気工作物の破損128件=87%)と、原因別内訳(保守不備42件、設備不備30件、自然災害23件(雷17件)、不明32件)、ブレード破損29件の原因内訳(雷14件=48%)が整理された。
要点
- 男鹿風力2号機のブレード損傷は2026年4月12日14時4分頃に発生。事故機はEnercon社製E82-E2(1,870kW×4基、2016年11月運開)で人的被害なし。
- 初動は4月12日の設置者への指示、13〜14日の現地調査、15日のメンテナンス事業者からの聴取、16日の同型機(E82)設置者への緊急点検協力要請、22日の事故調査委員会設置。
- 変圧器故障により風車停止中かつ落雷検出装置が不作動で、令和7年8月5日〜令和8年1月14日は雷撃の有無を把握できていなかった。
- 5月1日に国内全ての風車設置者へ落雷・落雷痕の確認を要請、5月15日に技術基準の解釈の改正案のパブリックコメントを開始。
- 令和3〜7年度のブレード破損29件の原因は雷14件(48%)が最多で、自然災害全体では18件(62%)。風力発電設備の事故原因別では保守不備42件(31%)が最多。
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