審議会制度・市場審議中電力市場系統・接続再エネ全般

第19回 同時市場検討会:第二次中間取りまとめの構成案と費用便益分析(便益/費用6.4〜9.2)を提示

経済産業省 / 同時市場の在り方等に関する検討会 / 公表 2025/8/28(木)

何が議論され、何が決まったか

公表資料から自動要約

2025年8月28日の第19回検討会で、資源エネルギー庁と電力広域的運営推進機関は資料3「同時市場の制度に関する論点について⑥(取りまとめ方針等)」を提示した。第13回(2025年2月19日)の検討再開以降に議論した論点(週間運用、前日市場・時間前市場の市場制度・入札・約定・価格算定・精算、実需給に関する仕組み)について、いずれも一定の方向性が得られたとして取りまとめに入る方針を示した。第二次中間取りまとめは議論の取扱い順ではなく体系的に再構成し、同時市場の全体像を把握しやすい形にするとして、①導入の意義、②基本的な考え方(位置付け・各事業者の参加の在り方)、③取引の仕組み(開設市場、入札・約定・価格算定・精算)、④約定結果の通知等、⑤他制度との関係、⑥追加検討を要する事項、⑦今後の進め方という構成案を提示した。取りまとめ内容は同時市場の骨子案と位置付け、制度設計WGや次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会に報告するとした。費用便益分析については、定量評価の結果は便益/費用=6.4〜9.2であり、調整力必要量の低減による総燃料コスト低減(便益①)と混雑処理費用の低減(便益②)を算定したもので、卸電力取引所の売り切れに起因する価格高騰の抑止や需給調整市場の応札不足の解消等は定量評価に含まれていないと補足した。2025年7月22日の第3回制度設計WGでの意見(各事業者の役割の共有、実装までの過渡期措置、電源投資インセンティブを削がない制度設計、十分な準備期間)も参照された。

要点

  • 第13回(2025年2月19日)の検討再開以降の論点はいずれも一定の方向性が得られたとして、取りまとめに入る方針を提示。
  • 第二次中間取りまとめは議論順ではなく体系的に再構成し、同時市場の骨子案として制度設計WG・次世代電力ガス事業基盤構築小委に報告する。
  • 費用便益分析の定量評価は便益/費用=6.4〜9.2。内訳は調整力必要量低減による総燃料コスト低減と混雑処理費用低減の2項目。
  • 売り切れに起因する価格高騰の抑止や需給調整市場の応札不足の解消は定量評価に含まれていない。
  • 第3回制度設計WG(2025年7月22日)では、電源投資インセンティブを削がない建付けと、投資判断に必要な定量的見通しの早期提供を求める意見があった。

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