需給調整市場の制度設計(応札不足対応・前日取引化・広域調達)

2024年4月に全商品の取引が始まった需給調整市場で、応札不足への対策と、前日取引化・広域調達などの取引制度の変更がどう決められているか。

前提この制度の基本的な仕組み(開く)
一般送配電事業者が調整力(ΔkW)を一次・二次①・二次②・三次①・三次②の商品ごとに調達する市場。2024年度の全面運開後、全商品で募集量に対する応札未達が続き、国の制度検討作業部会と OCCTO の需給調整市場検討小委員会が連携して、募集量の削減・誘導的措置・制度的措置・上限価格の見直しを検討している。2026年度から週間商品の前日取引化、2027年度から二次①の広域調達を予定。上限価格そのものは別テーマ「需給調整市場の上限価格」で扱う。

主な政策・制度の論点(4)

段階:決定取りまとめ審議中検討予定公表/ 各論点は「要するに」→「現状」→「経緯」の順に詳しくなります
▶需給調整市場の週間商品の前日取引化はどう設計されたか決定
要するに一次〜三次①の商品は2026年度から前日・30分単位の取引に移行した。応札商品の偏りへの恒久対策は市場の一本化を軸に詳細を詰める。

問い需給調整市場の週間商品(一次〜三次調整力①)の前日取引化(2026年度)はどう設計され、移行したか

現状(2026-03-03 時点)
2026年度から一次・二次①・二次②・三次①(現週間商品)の前日取引化と30分取引化を開始した。設計は第52・53回小委(2024年12月〜2025年1月)で整理:連系線枠はシリアル処理(先行を続きは登録で読めます
次の節目
経緯(会議ごとの記録・2 件)と分類
分類:テーマ 需給調整市場の制度設計(応札不足対応・前日取引化・広域調達) / 電源・設備 系統用蓄電池揚水火力 / 市場・制度 需給調整市場 / 論点種別 市場設計スケジュール
  • 2026-03-03第60回 需給調整市場検討小委員会(資料3 2025年度 年度報告) 決定
  • 2025-03-04第54回 需給調整市場検討小委員会(資料4 2024年度 年度報告) 取りまとめ

各回の内容と出典は、無料登録で読めます。

「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

▶需給調整市場の募集量に揚水と市場外の調整力はどう反映されるか審議中
要するに揚水は随意契約分を募集量から控除し、市場外の電源の余力も1σ相当を控除している。揚水の公募は契約価格と水位管理を論点に検討中。

問い需給調整市場の募集量に、揚水発電と市場外調整力(自然体余力)はどう反映されているか(随意契約・公募・控除)

現状(2026-03-03 時点)
揚水は随意契約による募集量控除を2024年7月20日から中部エリアほかで実施(2024年11月以降、削減係数の考え方を見直し)。揚水公募(運用主体はTSO。前日取引化以降はTSOが市場に応札する案)は検討中で、続きは登録で読めます
次の節目
経緯(会議ごとの記録・2 件)と分類
分類:テーマ 需給調整市場の制度設計(応札不足対応・前日取引化・広域調達) / 電源・設備 揚水火力 / 市場・制度 需給調整市場 / 論点種別 調達量・募集量参入要件
  • 2026-03-03第60回 需給調整市場検討小委員会(資料3 2025年度 年度報告) 審議中
  • 2025-03-04第54回 需給調整市場検討小委員会(資料4 2024年度 年度報告) 取りまとめ

各回の内容と出典は、無料登録で読めます。

「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

▶需給調整市場の応札不足にどの対策を組み合わせるか取りまとめ
要するに募集量の削減と参加を促す措置を続け、2026年度は募集量の上限統一と上限価格の引下げで開始した。供出の義務化は見送り、状況次第で再開する。

問い需給調整市場の応札不足に対し、募集量の削減・誘導的措置・制度的措置(供出義務化)はどう組み合わされているか

現状(2026-03-03 時点)
2026年度は、現週間商品の前日取引化・30分取引化に加え、市場募集量の上限を1σ相当値に統一し、上限価格を引き下げて開始(第110回制度検討作業部会、2026年1月23日)。制度的措置(供出義務化)は2026年4月からの導入を見送り、続きは登録で読めます
次の節目
経緯(会議ごとの記録・3 件)と分類
分類:テーマ 需給調整市場の制度設計(応札不足対応・前日取引化・広域調達) / 電源・設備 系統用蓄電池揚水火力 / 市場・制度 需給調整市場 / 論点種別 市場設計調達量・募集量
  • 2026-10-13第4回 分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループ(資料1 分散型エネルギーリソースを取り巻く状況と今後の議論対応) 審議中
  • 2026-03-03第60回 需給調整市場検討小委員会(資料3 2025年度 年度報告) 取りまとめ
  • 2025-03-04第54回 需給調整市場検討小委員会(資料4 2024年度 年度報告) 取りまとめ

各回の内容と出典は、無料登録で読めます。

「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

▶需給調整市場の二次調整力①はいつから広域調達に移るか取りまとめ
要するに2027年度から広域調達を始める方向で整理された。広域運用で調整コストが月5,790万円下がったことが根拠。

問い需給調整市場の二次調整力①は、いつからエリア単位の調達から広域(全国・東西)調達に移るか

現状(2026-09-15 時点)
第63回(2026/9/15)で、一般送配電事業者による二次①の広域運用が実現したと評価され、2027年度から広域調達を開始する方向で整理された(資料4の論点整理で検討完了)。根拠は、広域LFCの試験運用(東地域2025/10/20〜28、続きは登録で読めます
次の節目
経緯(会議ごとの記録・3 件)と分類
分類:テーマ 需給調整市場の制度設計(応札不足対応・前日取引化・広域調達) / 電源・設備 系統用蓄電池火力揚水 / 市場・制度 需給調整市場 / 論点種別 調達量・募集量
  • 2026-09-15第63回 需給調整市場検討小委員会(上期報告) 取りまとめ
  • 2026-03-03第60回 需給調整市場検討小委員会(資料3 2025年度 年度報告) 取りまとめ
  • 2025-03-04第54回 需給調整市場検討小委員会(資料4 2024年度 年度報告) 取りまとめ

各回の内容と出典は、無料登録で読めます。

「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

続きは、無料登録で読めます

メールアドレスだけで登録できます。

  • 各論点の現状と次の節目
  • 会議ごとの経緯と出典
  • この制度に関わる政策の記録
会社名・部署名・役職、週次ダイジェスト(任意)
受け取る内容(未選択ならすべて)
分野(未選択ならすべて)
細かく選ぶ(分野の中の設備・テーマ)
太陽光
系統用蓄電池
電力市場・系統・FIT/FIP
企業の脱炭素(再エネ調達)
その他の電源
その他

再エネ全般(エネルギー基本計画など、特定の電源に紐づかないもの)は分野の選択にかかわらずお送りします。登録後もメール末尾のリンクからいつでも変更できます。

届いたメールのボタンを押すと、続きが読めます(登録済みの方も同じ)。個人情報の取り扱いに同意のうえ送信してください。

制度の変化を、事業機会につなげる

再エネアンテナを運営するマニエスグループ株式会社は、太陽光発電・系統用蓄電池を中心に、再生可能エネルギー事業の企画・開発、投資、資金調達、運営管理に取り組んでいます。自社での事業投資と、パートナー企業との共同事業を通じて培った知見を生かし、事業の構想段階から運転開始後まで支援しています。

172MW累計関与案件容量
52か所遊休地の共同開発
自社保有発電所・底地・蓄電池

主なご相談領域

土地・建物の有効活用をご検討の方遊休地・屋根・駐車場等を活用した発電事業について、事業性評価から開発・運営まで対応します。自社グループ内で電気を使う形の設計や、案件に応じた共同開発にも対応します。実績:鉄道グループの遊休地 52 か所を対象とした太陽光発電事業の共同開発
再エネ事業への投資をご検討の方投資対象案件の事業性・収益性・リスクを、系統・収益・入札の見通しから評価します。案件に応じて共同投資にも対応します。実績:自社で発電所・系統用蓄電池を保有・運営、発電所売買(M&A)支援 29.5MW
企業の再エネ電力調達をご検討の方オフサイトPPA・自己託送・証書の組み合わせを設計し、事業パートナーの選定から社内意思決定の支援、運転後の運営管理まで一貫して支援します。実績:鉄道グループのグループ内完結型オフサイトPPA 2 件を企画から運営管理まで包括支援、売電支援 19MW
発電事業の売却・再編をご検討の方発電所の売却、ファンドへの組み入れ、資金調達についてご相談を承ります。実績:発電所売買(M&A)の支援、ファンド機能

補助金は、事業化の資金計画の一部としてご提案します(補助金の申請代行のみのご依頼は承っておりません)。