風力発電の保安

風力発電設備の落雷・倒壊などの事故を受けた、電気事業法に基づく保安規制の見直し。

この制度が関わる分野:風力発電(陸上・洋上)
前提この制度の基本的な仕組み(開く)
電気事業法に基づき、設置者は保安規程を定めて自主保安を行う。事故があれば産業構造審議会の WG で原因と対応を審議し、必要に応じて全設置者に要請や規制強化を行う。

主な政策・制度の論点(4)

段階:決定取りまとめ審議中検討予定公表/ 各論点は「要するに」→「現状」→「経緯」の順に詳しくなります
▶風車の落雷後の点検・停止基準は全設置者に求められるか取りまとめ
要するに国は全設置者に保安規程の見直しを要請する案を示した。落雷時の停止水準の設定、停止後の点検、月例のブレード点検の3点が柱。

問い風力発電設備の落雷後の点検・停止基準は、電気事業法に基づく保安規程の見直しとして全設置者に義務付けられるか

現状(2026-09-25 時点)
事務局は、全国の風車設置者に電気事業法に基づく保安規程の再検討を要請する案を示した(第26回WG・2026年9月25日、資料1-2(案))。要請内容は、①落雷検出装置を設置する風車では雷撃があった場合に風車を停止させる雷撃の水準を適切に設定すること(装置がない風車は気象情報等に基づく雷接近時の事前停止措置等の同等の対策を定めること)、②停止後に落雷による異常の有無を点検すること、続きは登録で読めます
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経緯(会議ごとの記録・6 件)と分類
分類:テーマ 風力発電の保安 / 電源・設備 陸上風力洋上風力 / 市場・制度 保安 / 論点種別 参入要件
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG 取りまとめ
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-2 風力発電所における事故を踏まえた対応(案)) 取りまとめ
  • 2026-08-06発電用風力設備の技術基準の解釈の一部改正(公布・施行) 決定
  • 2026-05-28第25回 電気設備自然災害等対策WG(資料2 風力発電所における事故について) 審議中
  • 2026-01-21第24回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-1・1-2 新屋浜風力発電所ブレード破損事故) 審議中
  • 2025-06-18第23回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-1・1-2 新屋浜風力発電所ブレード破損事故 第一報) 審議中

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「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

▶風車の破損事故で国はどう原因を検証し対応を決めるか取りまとめ
要するに設置者が原因を究明し、国の作業部会が第一報と最終報告の2段階で審議する。同型機の緊急点検を求め、必要なら全設置者に点検を要請する。

問い風力発電設備で破損事故が起きたとき、国(産業構造審議会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ)はどのような手順で原因を検証し、同型機や全設置者への対応を決めるか

現状(2026-09-25 時点)
事故発生後は、まず産業保安監督部が設置者に周囲の安全確保・原因究明・再発防止策の検討を指示し、職員を派遣して現地調査を行う。設置者は電気関係報告規則第3条に基づく事故報告(中間報告を含む)を提出し、メンテナンス事業者・外部有識者を含む事故調査委員会を設置して原因を究明する。同型機については、メンテナンス事業者が進める緊急点検への協力を国が要請し、必要に応じて国内全ての設置者に対する確認・点検の要請を行う。続きは登録で読めます
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経緯(会議ごとの記録・4 件)と分類
分類:テーマ 風力発電の保安 / 電源・設備 陸上風力洋上風力 / 市場・制度 保安 / 論点種別 市場設計
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-2 これまでの対応状況・国の対応) 取りまとめ
  • 2026-05-28第25回 電気設備自然災害等対策WG(資料2 事故への対応状況(初動)) 審議中
  • 2026-01-21第24回 電気設備自然災害等対策WG(議題1 新屋浜風力発電所ブレード破損事故) 審議中
  • 2025-06-18第23回 電気設備自然災害等対策WG(議題1 新屋浜風力発電所ブレード破損事故) 審議中

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▶風車ブレードの雷保護に国はどの水準を求めるか取りまとめ
要するにブレード破損の約半数は雷が原因。雷を確実に受けて大地へ流す性能や、劣化診断技術の高度化が重要とされ、技術基準に入れるかは今後検討。

問い風車のブレードの雷保護(レセプターの位置・形状・配置、ダイバータストリップや金属メッシュによる雷捕捉、引下げ導体による雷電流の導通)について、国はどの水準の性能の高度化を求めるか

現状(2026-09-25 時点)
令和3〜7年度に発生した風車ブレード破損29件のうち原因は雷が14件(48%)で最も多く、自然災害全体では18件(62%)を占める(第25回WG・2026年5月28日時点)。レセプタを備えていてもブレード表面へ着雷した事例が多く、レセプタへの着雷後にブレードが損傷した事例も確認された。男鹿風力の事故ではレセプター以外の箇所への129Cの着雷でシェルが貫通した一方、続きは登録で読めます
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経緯(会議ごとの記録・4 件)と分類
分類:テーマ 風力発電の保安 / 電源・設備 陸上風力洋上風力 / 市場・制度 保安 / 論点種別 参入要件
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-2 近年のブレード損傷事故原因を踏まえた対応) 取りまとめ
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-2 近年の風力事故原因を踏まえた対応) 取りまとめ
  • 2026-08-06発電用風力設備の技術基準の解釈の一部改正(公布・施行) 決定
  • 2026-05-28第25回 電気設備自然災害等対策WG(資料2 近年発生したブレード損傷事故の発生状況) 審議中

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▶風力発電の技術基準は事故を受けてどう見直されるか決定
要するに落雷の有無を常に把握する措置と、導電性のブレード材料の接続を求める改正が2026年8月に施行された。さらに規制を強めるかは今後判断する。

問い風力発電設備の技術基準(発電用風力設備に関する技術基準を定める省令とその解釈)は、事故を受けてどのような手順で見直され、雷撃からの保護にどの要件が課されるか

現状(2026-09-25 時点)
省令第5条第3項は最高部の地表からの高さが20mを超える発電用風力設備に雷撃から風車を保護する措置を義務付け、解釈第7条第6項は設置場所の落雷条件に応じた設計(別図1のA線で囲まれた地域では雷撃の電荷量を600クーロン以上と想定)、レセプターの取付け、引下げ導体等の施設を求めている。男鹿風力の事故で風車停止中に落雷検出装置が作動せず落雷を把握できない期間があったことを受け、続きは登録で読めます
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経緯(会議ごとの記録・4 件)と分類
分類:テーマ 風力発電の保安 / 電源・設備 陸上風力洋上風力 / 市場・制度 保安 / 論点種別 参入要件
  • 2026-09-25第26回 電気設備自然災害等対策WG(資料1-2 参考1 雷撃からの風車の保護) 取りまとめ
  • 2026-08-06発電用風力設備の技術基準の解釈の一部改正(公布・施行) 決定
  • 2026-05-28第25回 電気設備自然災害等対策WG(資料2 参考5 技術基準の解釈改正案) 審議中
  • 2026-05-15発電用風力設備の技術基準の解釈の改正案(パブリックコメント開始) 審議中

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「現状」は経緯全体から書き直す上書き型、経緯は追記型。一次資料のみを根拠とし、二次情報は経緯に入れません。

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